【借金・債務整理】破産申立相当事案での個人再生申立

解決事例

ご依頼主:40代男性

相談前

ご相談者様は太陽光発電事業のための開発に力を入れていましたが、多額の開発費から経営が悪化しました。借り入れが返済に追い付かずにご相談にみえました。
借入金額は約4000万円と高額でしたし、住宅ローンもないため、生活の立て直しのためには破産申立が相当でした。しかし、ご本人が破産に対する強い心理的抵抗をお持ちでした。

破産を回避するとして、個人再生が可能かが問題でした。個人再生では継続的な収入があることが条件ですのでサラリーマン向きです。ご相談者様は個人事業主でしたので、安定的な収入の点に不安がありましたが、家計収支を数か月確認したところ、収入から個人再生の再生計画どおりの返済が可能であることが確認できました。

そこで、収入が安定する状態が数か月続く時期をチャンスとみて個人破産申立に踏み切りました。

相談後

個人再生申立中に積み立て金が積み立てられなければ認可に影響しますので、確実に再生計画どおりの積み立てができる時期に申し立てをした結果、見通し通り無事に認可を得ることができました。

弁護士からのコメント

個人再生の認可が出されて3年間後、相談者様は計画通りに返済を継続して完済することができました。破産が相当な事案でもありましたので、完済したことのお知らせを受けた時にはほっとしました。

ご本人が希望する申し立てができるか、ご本人とそのご家族と打ち合わせをして十分に検討し、実際に数か月間様子を見た上で方針を決めたことがご本人が希望する結果につながったと思います。